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<Author: 劉長卿>
<Title: 尋南溪常山道人隱居>
<Format: 五言律詩>
<Year: 1988>
<BookName: 唐詩三百首詳解  上卷>
<Translator: 田部井文雄>
<style: 現代文有假名>
<style2: 日本現代譯文附假名標注>
<TranslatedTitle: 南渓の常道士を尋ぬ>
<BookPage: 267>
<UsedPage: 1>
<Feature: 0>
<End Header>
<Poem>
一路經行處，
莓苔見履痕。
白雲依靜渚，
春草閉閑門。
過雨看松色，
隨山到水源。
溪花與禪意，
相對亦忘言。
<End Poem>
<Translation>
一筋（ひとすじ）の道（みち）を通（とお）って行（い）くと、そこの苔（たい）の上（うえ）に、はきもののあとが見（み）つかった。

白（しろ）い雲（くも）が、静（しず）かな川（かわ）の中（なか）の小（しい）さい洲（しゅう）のあたりにまつわりただよっており、香草（こうそう）が道士（どうし）の家（いえ）のもの静（しず）かな門（もん）を閉（と）ざして盛（さか）んに生（は）い茂（しげ）っている。雨（あめ）が通（とお）り過（す）ぎて、松（まつ）のみどりのひときわ鮮（あざ）やかな色（いろ）を見（み）つめ、山（やま）に沿（そ）って谷川（たにかわ）の水源（すいげん）にたどり着（つ）いた。

ここの南溪（なんけい）に咲（さ）く花（はな）と、常道士の禅意（ぜんい）とに向（む）かいあっては、わたしもまた、これ以上（いじょう）言（い）うべきことばを忘（わす）れてしまうのだ。
<End Translation>